シベリア抑留者支援・記録センターは2日、カザフスタン・アルマトイで地震の影響で倒壊した、旧ソ連による日本人抑留犠牲者の追悼碑を寄付により再建したと発表した。厚生労働省によると、中央アジアやシベリア、モンゴルの強制労働収容所に送られた抑留者は約57万5千人に上る。
碑は1993年に建てられたが、昨年に倒壊。新たな碑は高さ約2メートル、幅60センチで、地元の人に歴史を知ってもらおうと、新たに日本語とカザフ語、ロシア語、英語で「帰国を果たせず、亡くなった日本人約1500人の約1割がこの地に眠る」との説明を記した。