【ニューヨーク共同】米ニューヨーク連邦地裁は3日、音楽界の大物プロデューサーで「パフ・ダディ」の名で知られ、売春に関与した罪で有罪評決を受けたショーン・コムズ被告(55)に禁錮4年2月、罰金50万ドル(約7400万円)を言い渡した。
陪審は7月、同罪で有罪評決を下し、より刑罰の重い性的人身売買や組織犯罪法違反の罪については無罪としていた
被告は「フリーク・オフ(変人の集い)」と称するイベントを頻繁に主催。暴力や薬物で自由を奪った交際相手の女性らを男娼と性交させ、その様子を録画したとされる。
公判で弁護側は交際相手の同意を得ており、私的な関係の中で起きたことが「誇張されている」と訴え、無罪を主張していた。
コムズ被告は1990年代からラップ歌手として活躍。人気歌手のマライア・キャリーさんやメアリー・J・ブライジさん、ラップ歌手の故ノトーリアス・B・I・Gさんのプロデュースも手がけた。