【ニューヨーク共同】人工知能(AI)開発の米オープンAIは3日、新たに始めた動画生成AIサービス「Sora(ソラ)」で、著作権に配慮した修正を施す方針を明らかにした。権利者がより細かく管理できるようにするとしている。任天堂の「マリオ」といった日本企業が展開するキャラクターに酷似した動画が作れることに批判が出ていた。
サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が3日、自身のブログで表明した。著作権者に収益が分配される仕組みを構築する考えも示した。日本にも言及し「素晴らしい創作物に敬意を表する」と書き込んだ。
発表後、Soraで日本のキャラと似た動画が作成できなくなったとの指摘が交流サイト(SNS)で相次いでいる。
Soraは文章で指示すると簡単に動画を作成できる。昨年12月にサービスを開始した際は、利用者を制限していた。今年9月30日に新機能を加えて幅広い人が使いやすくしたが、人気ゲーム「ポケットモンスター」や日本のアニメのキャラが作成できると話題になっていた。