公明党の連立離脱を巡り、石破内閣の閣僚からは14日「安全保障政策でお世話になった。共に努力を続けてきたパートナーで、大変残念だ」(中谷元・防衛相)、「自民にとって大きな打撃だ」(村上誠一郎総務相)との声が上がった。
中谷氏は記者会見で、自公連立政権での安保関連法制定や防衛装備移転三原則策定などについて「熱心に、真剣に議論した結果であり、非常に重要なものだ」と振り返った。平将明デジタル相は「感謝と残念な気持ちが混じり合っている」と言及。公明と「いろんな場面で話し合いができる関係を維持することが重要だ」と強調した。
村上氏は、自民の高市早苗総裁が公明と連立合意する前に国民民主党の玉木雄一郎代表と会談したことや萩生田光一幹事長代行の起用に触れ「(公明への)平手打ちに当たるのではないか。もっと慎重な対応をすべきだった。覆水盆に返らずだ」と苦言を呈した。
公明党の中野洋昌国土交通相は、「『政治とカネ』については一歩も引くべきでないというのは一致した意見だった」と説明した。