大阪・関西万博の会場に設置された「マイボトル洗浄機」=9月、大阪市此花区の夢洲
 大阪・関西万博の会場に設置された「マイボトル洗浄機」=9月、大阪市此花区の夢洲

 象印マホービンは15日、大阪・関西万博の会場内10カ所に設置した全自動型の「マイボトル洗浄機」の総使用回数が、15万8488回だったと発表した。手持ちの水筒を繰り返し使うことでプラスチックごみの減少につながり、二酸化炭素(CO2)を約12・8トン削減した計算になるという。

 マイボトルの普及が進む一方、外出先で洗えないことを一因として日常的に持ち歩かない人も多い。担当者は「会場への設置で得たデータを、実用化へ向けた参考材料にしたい」と話した。マイボトル洗浄機10台は別の場所へ移設する予定だ。