姫路市の事件・事故
姫路市の事件・事故

 15日午前、兵庫県姫路市の無職男性(80)が「マイクロソフトの社員をかたる男に現金615万円をだまし取られた」と県警姫路署に被害を届け出た。同署は電子計算機使用詐欺事件として調べる。

 同署によると、男性は7日午後に自宅でパソコンを使用中、画面に「セキュリティーに引っかかっている」などと警告が表示された。記載された電話番号に連絡すると、マイクロソフト社員を名乗る、片言の日本語を話す男が電話に出た。

 男性は指示されるまま、パソコンや携帯電話でインターネットバンキングのアプリなどを操作。男に「パソコンがなおった」と言われ電話を切ったが、同日から8日までの間、男性の口座から31回にわたり、計615万円が外国人名とみられる個人口座などに送金されていた。預金残高が減ったことに気付き、被害が発覚したという。