第一生命ホールディングス(HD)は22日、福利厚生事業を手がける子会社ベネフィット・ワンの白石徳生社長が同日付で辞任したと発表した。社内懇親会でのハラスメントが疑われる行為に関する相談が7月にあり、外部の独立した弁護士が調査した結果、コンプライアンス(法令順守)違反に当たると認定した。

 白石氏は認定通知を受けて自ら辞任を申し出た。ベネフィット・ワンは「事案の発生と予防ができなかった体制上の問題を厳粛に受け止め、実効性ある対策を進めていく」とコメントした。