大阪大は22日、ノーベル生理学・医学賞に選ばれた特任教授の坂口志文さん(74)に、「大阪大学特別栄誉教授」の称号を授与したと発表した。学術文化や社会、大学の教育研究の発展に顕著な功績が認められた人に授与され、2008年にノーベル物理学賞を受賞した故・南部陽一郎さんらに次いで3人目。今後、授与式を行うとしている。

 また大阪府は同日、坂口さんに、顕著な業績をあげ、府民に深い感動を与えた人を対象とした「感動大阪大賞」を贈呈すると発表した。ノーベル賞の受賞が決定し「未来の大阪、日本を支える子どもや若い研究者に大きな夢と希望を与えた」とした。