自民党が参議院で政治団体「ＮＨＫから国民を守る党」の斉藤健一郎議員と会派を結成したことについて、兵庫県議会の自民議員団は２２日、会派結成経緯の説明を求める意見書を、自民の松山政司参院議員会長らに近く提出することを決めた。
自民は公明党の連立離脱表明などを受け、多数派形成の一環で取り込みを図った形。副党首の斉藤議員はＮ党で唯一の国会議員でどの会派にも属しておらず、新会派は「自民党・無所属の会」で１５日に届け出た。
議員団の谷口俊介幹事長によると、意見書は松山氏と自民兵庫県連会長の末松信介参院議員宛て。昨年１１月の県知事選でＮ党の立花孝志党首が「２馬力」選挙で物議を醸したことなどを念頭に置いた対応で、谷口氏は「説明次第では会派を解消してほしいという思いも記したい」と話した。
