高市早苗首相が、11月上旬にブラジルで開かれる国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の首脳級会合を欠席する見通しであることが23日、政府関係者への取材で分かった。臨時国会の対応を優先させる。昨年のCOP29も石破茂前首相が欠席しており、深刻化する地球温暖化で世界的な議論が求められる中、日本の存在感低下は避けられなさそうだ。
COP30は11月10~21日の日程でアマゾン地域にある都市ベレンで開かれる。首脳級会合はそれに先立つ6、7日の予定で各国首脳は自国の取り組みなどを説明し、世界全体での対策強化を呼びかける。米国のトランプ大統領も欠席する見通し。