神戸市の事件・事故
神戸市の事件・事故

 兵庫県警の警察官2人が大麻所持で逮捕、起訴された事件で、同僚らに有償で大麻を譲渡したとして、県警薬物銃器対策課は23日、麻薬取締法違反(譲り渡し)容疑で、葺合署地域2課の巡査部長の男(42)=兵庫県播磨町=を再逮捕した。巡査部長の男(42)は当番勤務後の朝に、葺合署近くで大麻を渡した疑いがあるという。

 この事件では、自宅で大麻を所持した疑いで、巡査部長の男や明石署地域1課の巡査の男(24)=神戸市北区=ら3人を逮捕。巡査部長の男、巡査の男を起訴した。

 巡査部長の男の再逮捕容疑は今年6~9月、神戸市中央区や播磨町の自宅近くなどで、巡査の男ら2人に乾燥大麻計約14グラムを計5万8千円、液体大麻入りカートリッジ4本を計3万8千円で譲り渡した疑い。調べに容疑を認めている。

 容疑の中には、葺合署近くの路上に駐車した巡査の男の車の中で、巡査部長の男が乾燥大麻を譲渡したケースがあり、同課は職場への持ち込みがないかなど詳細を調べている。

 同課によると、巡査部長の男らは秘匿性の高い通信アプリなどで受け渡し日時や場所などの連絡をしていたという。