「アンリ・シャルパンティエ」などを展開する洋菓子製造販売のシュゼット・ホールディングス(HD、西宮市)が、洋菓子業界を目指す専門学校生を支援する取り組みを続けている。同社が2019年につくった一般財団法人「シュゼット財団」が、学生に返還不要の奨学金を給付。認定を受けた学生は、今年で累計100人を超えた。(大盛周平)
10月4日、西宮市の同社本社では、25年度の奨学金の認定式典が開かれた。神戸や大阪、京都、東京、宮城などで製菓や料理を学ぶ専門学校生15人が、財団の選考などを経て奨学金を受けることが決まった。
学生たちは「奨学金を活用し、フランスで学ぼうと思う」「国を超えて愛されるお菓子をつくりたい」と将来の展望を話した。財団代表理事の蟻田剛毅シュゼットHD社長は「自分の技術で人生をまい進してほしい。これから一緒に食の世界を盛り上げていけたら」と激励した。

























