勤務先の更衣室に設置した小型カメラで着替え中の女性を撮影したとして、性的姿態撮影処罰法違反などの罪に問われた栃木県立高の元教諭古口大輔被告(38)は24日、宇都宮地裁(石崎悠貴裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は、校内で使用可能な合鍵を10本作っていたほか、約30人の胸部や尻を撮影していたと指摘。女子トイレをのぞきたいとして7~8年前から盗撮をしていた、とする被告の供述を読み上げた。今後、追起訴する方針と明らかにした。

 起訴状によると、8月、不正に入手した合鍵を使って更衣室に侵入。天井に小型カメラを設置し、着替え中の女性を動画撮影したとしている。