【ニューヨーク共同】米実業家イーロン・マスク氏は29日までに、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」に対抗するサイト「グロッキペディア」を公開した。左派寄りと批判してきたウィキペディアに代わり、独自の情報基盤を構築する狙いとみられる。

 サイトは簡素な構成で英語のみ対応。約88万本の項目を掲載すると説明するが、作成手法や検証体制の詳細は示していない。運営する人工知能(AI)企業xAIの対話型AI「グロック」を活用する。

 マスク氏はX(旧ツイッター)への投稿で「グロッキペディアは(項目の)幅広さ、深さ、精度の面でウィキペディアを天文学的に上回っている」と強調した。