【ニューヨーク共同】30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比109・88ドル安の4万7522・12ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が追加利下げに慎重な姿勢を示したことが警戒され、売り注文が優勢だった。

 パウエル氏は29日の記者会見で、12月に開く連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げは「既定路線ではない」と発言。利下げを織り込んでいた市場に注意を促したことから、投資家が警戒感を強めた。株価が最高値圏で推移していることを背景に、利益確定の売りもあった。