今年1月に発見されたレモン彗星が約1300年ぶりに地球に近づいている。兵庫県明石市二見町東二見のアマチュア天文家、四元照道さん(64)が自宅近くで撮影に成功した。天気が良ければ、11月上旬まで観測できる。
国立天文台によると、同彗星は、アメリカ・アリゾナ州のレモン山天文台で発見された。10月下旬から11月上旬が最も明るくなる。次の接近は1100年後と予想されている。
四元さんは「明石市立天文科学館星の友の会」の会員。よく晴れた29日の午後6時半すぎ、同市二見町南二見の人工島で、天体望遠鏡と一眼レフカメラを使って西の空に尾を引いて輝く姿を捉えた。26日と27日にも同じ場所へ出かけたが雲が多く、3度目でようやく撮れたという。
「撮影に行って写せなかったら気持ち悪いので、よかった」と四元さん。彗星自体はこれまでも撮影したことがあり、「彗星は一つ一つ見え方が違う。周期がそれぞれ違うのも魅力的だ」と話す。
レモン彗星が見えるのは日没後の低い西の空で、双眼鏡や望遠鏡の使用が望ましいという。(森 信弘)



 
          
         
           
       
       
       
       
      














 
          


 
           
         
        



