【ワシントン共同】トランプ米政権は30日、2026会計年度(25年10月~26年9月)に受け入れる難民の上限数を7500人にすると公表した。バイデン前政権下の前年度は12万5千人で9割以上の削減となる。米国が難民認定した南アフリカの白人を優先して受け入れる方針も示した。

 米メディアによると、今回の上限数は1970年代以降で最低水準となる。ホワイトハウスは受け入れ枠を縮小した具体的な理由を説明していない。主に南アフリカの白人に割り当て、母国で不当な差別を受けた被害者も対象にするとした。受け入れは「人道的配慮や国益」に照らして判断されると説明した。