政府は、アフリカの南スーダン国連平和維持活動(PKO)を統括する「国連南スーダン派遣団(UNMISS)」を巡り、国連が公募する「参謀長」ポストに応募する方針を固めた。複数の関係者が6日、明らかにした。参謀長は軍事部門の司令部トップで、陸上自衛隊の1等陸佐の派遣を予定。選ばれれば、2015年に成立した安全保障関連法に基づく自衛官の国連派遣の初めての例となる。
国連の活動に積極的に貢献する姿勢を示す狙い。これまでの日本の実績が評価され、公募の案内があったという。
参謀長は、人事や作戦、兵たん活動など各部署の統括を担う。参謀長になれば国連職員として、事務総長の指揮監督下に入る。応募後は書類選考や面接を経て26年1月に採否が決まる。任期は26年2月11日から原則1年で、最大3年まで延長される。
日本政府は、派遣団の活動を南スーダン政府が受け入れており、南スーダンで国政の安定化に向けた取り組みが継続されていると認定。PKO協力法が定める派遣の要件を満たすと判断した。
























