冬の味覚を代表するズワイガニの漁が6日、山陰から北陸にかけての日本海で解禁され、兵庫県但馬地域では雄の松葉ガニと雌のセコガニが続々と水揚げされた。
今季、豊岡市と同県香美町、新温泉町の5港では、前年比1隻減の計36隻が操業する。新温泉町の浜坂、諸寄両漁港からは5日夜、計13隻が沖合約20キロへ。網を引き揚げると、甲板は琥珀色のカニで埋まった。
6日正午から浜坂漁港で初競りがあり「第一大成丸」と「長勢丸」が水揚げしたいずれも重さ1・3キロの雄が浜坂漁協のブランドガニ「煌星」に認定され、第一大成丸のカニに180万円、長勢丸に55万円の値が付いた。
漁期はセコガニが12月末、松葉ガニが来年3月20日まで。資源保護のため、県内の船は今季のミズガニ(脱皮して間もない雄)漁を全面自粛する。(長谷部崇)
























