2027年に横浜市で開かれる国際園芸博覧会(花博)のマスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」のぬいぐるみがロケットで打ち上げられ、宇宙を旅している。博覧会協会によると、国際宇宙ステーション(ISS)の実験棟に保管され、来春帰還予定だ。担当者は「宇宙の視点から、地球の環境問題を見つめ直すきっかけになれば」と期待を寄せる。花博PR活動の一環。
トゥンクトゥンクはISSに食料や実験装置などを運ぶ新型無人補給機「HTV-X」1号機に搭載され、10月26日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。ヒマワリやブロッコリーなどの種子も一緒に積み、ISSの日本の実験棟「きぼう」にちなみ「きぼうの種」と名付けられた。帰還後に育てて花博の会場内で展示する。
協会職員有志とデジタル事業会社が合同で企画し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の有償サービスを利用した。ISSと中継するインターネット配信企画にトゥンクトゥンクを登場させる計画も進む。
























