窓の下に連なる「手すり子」と呼ばれる建築意匠。ベランダの手すりの名残とされる=ラインの館
窓の下に連なる「手すり子」と呼ばれる建築意匠。ベランダの手すりの名残とされる=ラインの館

 神戸市中央区の相楽園にある国の重要文化財「旧ハッサム住宅」は明治後期、日本の気候に合わせてベランダがガラス戸で覆われた。さらに時代が移ると、建築当初からベランダを室内化し、サンルームのような空間を設けていく洋館が出てきたという。