神戸新聞社の藤原学DX推進局長(右)から寄付金を受け取る兵庫県高野連の高橋滋理事長=神戸市中央区古湊通2
神戸新聞社の藤原学DX推進局長(右)から寄付金を受け取る兵庫県高野連の高橋滋理事長=神戸市中央区古湊通2

 兵庫県の高校野球振興に役立ててもらおうと、神戸新聞社は7日、今夏の全国高校野球選手権兵庫大会を特集した冊子の売上金の一部を県高野連に寄付した。

 冊子は新型コロナ禍の2020年、県高野連が開いた代替大会を機に製作し、翌年から夏の熱戦を一冊にまとめる特集号として発行。1回戦から決勝までを報じた神戸新聞の紙面や写真、全チームのメンバー表や集合写真などを掲載している。

 神戸新聞社の藤原学DX推進局長が神戸市中央区の県高野連を訪れ、高橋滋理事長に寄付金10万円を手渡した。高橋理事長は「少子化と野球離れで競技人口が減少し、今夏は複数校の連合チームが急増した。小学生向けの野球教室など、野球を始めるきっかけづくりに活用したい」と話した。(伊田雄馬)