酒造りの神様として知られる奈良県桜井市の大神神社で13日、拝殿の大杉玉がかけ替えられた。大きさは直径約1・5メートル、重さ約200キロ。ワイヤと滑車を使い、6人がかりで慎重に天井までつり上げて金具に固定すると、巫女が「三輪明神」「志るしの杉玉」と書かれた木札をつけた。
大杉玉は、球状に編んだ竹籠にご神体の三輪山の杉枝をびっしり差し込み、丸く刈り込んで整える。2、3人で作業して3、4日ほどかかるという。巫女は「おいしいお酒ができますようにと願いを込めた」と話した。
かけ替えは毎年、蔵元や杜氏が酒造りの安全祈願を祈る「醸造安全祈願祭(酒まつり)」(14日)の前に行われている。
























