兵庫県尼崎市は12日、市内の日本語学校に通う20代男性が結核と診断され、接触のあった20~70代の男女20人が感染したと発表した。同市で結核の集団感染が確認さたのは初めてで、兵庫県内では西宮市で2018年に確認されて以来となる。
尼崎市によると、20代男性は6月、せきやたん、喀血などの症状が出て医療機関を受診し、結核と診断された。市は疫学調査を行い、男性と接触のあった53人の検査で、7人の発病と13人の感染を確認した。
感染者計21人のうち19人が外国籍で、同じ日本語学校の生徒が17人、教員は1人だった。20代男性は重症で一時入院したが、現在は退院している。他の発病者は無症状で、帰国した1人を除いて服薬治療を続けているという。(金 旻革)
























