兵庫県姫路市は13日、市内でインフルエンザの感染が広がっているとして今季初の警報を発令した。市内17カ所の定点医療機関の患者数が3~9日の集計で1施設あたり34・18人となり、警報基準(30人)を突破。前週(10月27日~11月2日)の13・06人から急増した。
市保健所によると、昨年の初警報(12月25日)に比べて1カ月以上早い発令となったが、一昨年は10月25日だった。新型コロナウイルス禍が明けて以降、初警報の発令の時期にばらつきがあるが、コロナ前は12月に入って発令することが多かったという。
警報の対象となった11月3~9日で報告された患者のうち若年層(0~19歳)が全体の86%。中でも5~14歳の小中学生が目立つ。市保健所は「しばらく警報が続く」とし、小まめな手洗いやマスク着用、室内の定期的な換気などを呼びかける。(有島弘記)
























