安倍晋三元首相銃撃事件の公判で、奈良地裁の田中伸一裁判長は25日、裁判員1人を解任し、補充裁判員から1人を裁判員に選任したと明らかにした。地裁は10月の初公判前に裁判員と補充裁判員各6人を選任していた。

 25日の第11回公判冒頭、田中裁判長は「裁判員4番」から都合が悪いとの申し出があったと説明した。

 裁判員法は重い病気やけがで裁判所に出頭できないなど、裁判員を務めることが困難な場合には辞任の申し立てができると規定している。