民間シンクタンクのアジア太平洋研究所は3日、大阪・関西万博の経済波及効果が3兆541億円との推計を発表した。来場者の会場内外での消費額を1兆円超とした上で、会場整備といった事業費も含め、幅広い産業の生産や雇用へのプラス効果を足し合わせた。経済成長の種がまかれた一方、会場以外に足を延ばす広域観光は伸び悩んだと分析した。
消費額はアンケートを基に買い物代や飲食費を算出。1人当たりの平均金額は大阪府在住者が1万3162円、大阪以外の関西在住者は1万9414円と分析した。関西以外の在住者は5万9025円、訪日客は宿泊費が押し上げ14万8430円となった。

























