【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信は9日、米動画配信大手ネットフリックスが米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)を買収する計画を巡り、米国内の利用者が西部カリフォルニア州北部地区の連邦地裁に差し止めを求める訴訟を起こしたと報じた。買収により動画配信市場の競争が弱まり、値上げやサービス低下で利用者が不利益を受ける恐れがあると主張している。
訴えたのは、WBDの「HBOマックス」加入者で、同様の有料契約者を代表する集団訴訟とした。ネットフリックスは「訴訟は根拠がなく、取引への注目を利用したものだ」と反論している。
ネットフリックスは今月5日、約720億ドル(約11兆円)でWBDを買収すると発表した。トランプ米大統領も巨大化への懸念を示しているとされ、競合の米メディア大手パラマウント・スカイダンスは8日にWBDに対する敵対的買収を開始したと明らかにした。
























