上野動物園のパンダが中国に返還される見通しとなり、地元の東京・上野のアメ横商店街では15日「会えなくなるのは残念だ」との声が上がった。急速に冷え込む日中関係を踏まえ「もう貸してはもらえないのではないか」と諦めも広がった。
東京都葛飾区の女性(78)は何度かパンダを見に行ったことがあり、最後の思い出は2017年に誕生したシャンシャンのため行列に並んだこと。「かわいかった。あの姿に子どもたちが会えないと思うと、かわいそうだ」と話した。
台湾有事を巡る高市早苗首相の発言後、日中関係はぎくしゃくしている。
上野動物園は15日は休園で、周囲は閑散としていた。
























