南あわじ市伊加利のコミュニティセンターを、神戸大工学部建築学科の学生が地元住民と一緒に改修している。調理室や中庭は既に整備を終え、来年2月には「貸しキッチン」として、お披露目する予定。地域活性化の拠点として、活用が期待されている。(劉 楓音)
伊加利地区は、市の西側に広がる里山地域で、美肌の湯としてPRする「うずしお温泉」の泉源や、入浴施設「湯の川荘」などがある。人口減少が進んでいることから、住民は地元産の野菜を使ったマルシェの開催など、活性化の取り組みを模索。その中で、湯の川荘に隣接する同センターに着目した。
センターは1983年に完成。自治会が管理し、集会などに利用していたが、地区内の各集落にも公会堂があることから、近年はあまり使われないまま老朽化が進んでいた。
























