【ソウル共同】韓国の尹錫悦前大統領の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を捜査している特別検察官は15日、一連の事件の捜査結果をまとめ、公表した。戒厳令は2023年10月以前から準備されていたと認定。政治的反対勢力を排除し、権力を独占する意図があったと結論付けた。
特別検察官は、尹氏の過去の言動に加え、軍関係者らの手帳や携帯電話などを分析。尹氏が22年5月の就任当初から戒厳令を念頭に置いていたと判断した。23年10月の軍の人事前後に実施時期を検討するなど本格準備に入ったとしている。
捜査結果によると、尹氏は北朝鮮との緊張を高め、戒厳令の条件をつくり出すために軍事作戦も計画したが失敗した。
























