神戸市中央区のポートアイランドにある神戸市立医療センター中央市民病院で10月、野生動物のハクビシン1頭が捕獲されていたことが分かった。管理業者が痕跡を見つけ、わなを仕掛けていた。ハクビシンは感染症を媒介することがあるが、医師や患者が使うエリアへの侵入は一切確認されていない。だが、橋とトンネルでしかつながっていない人工島に、なぜハクビシンが?(霍見真一郎)
ハクビシンは、タヌキのような外見の小動物で、家屋などに侵入しふんや尿を排せつするため、異臭やダニの発生など健康被害をもたらすことがある。また同市農政計画課は「かみついたりひっかいたりするだけでなく、感染症を媒介するおそれもある」と警告し、市内で通報件数が増えた2023年10月から捕獲に乗り出しているという。
























