京都市の松井孝治市長と建築家安藤忠雄さんは19日、市役所で記者会見し、旧市立幼稚園の建物を再整備し、安藤さんが設計する子ども向け図書施設「こども本の森」を設置すると発表した。安藤さんは、寺子屋のような学びの場をコンセプトにすると説明した。
安藤さんが設計や改修を無償で担い、「寄付」する形を取る。市が運営主体となり、2027年度の開館を目指す。
再整備するのは1996年に閉園した旧明倫幼稚園で、市中心部にある築約90年の木造平屋建ての建物。安藤さんは「古いものを再利用して新しい命をつぎ込む」と語り、「本と自然と歴史が対話するような場所」を目指すとした。
























