気象庁は19日、3時間以内に線状降水帯による大雨の恐れがある地域を地図上で分かるようにする運用を、来年からホームページ(HP)で始めると発表した。新たな防災気象情報の開始に合わせ、5月下旬を予定している。

 気象庁によると、スーパーコンピューターなどによる雨量予測から、地図上で大まかな領域を色で示す。線状降水帯が発生する前に、必ず地図上で情報を出せるようにすることを目指す。

 来年から、スーパーコンピューター「富岳」を使って開発中の新たな予報システムの運用を始め、従来以上に予報が高度化するという。