「大気の川」が大雨をもたらす仕組み(イメージ)
 「大気の川」が大雨をもたらす仕組み(イメージ)

 列島各地が梅雨入りし、本格的な雨の季節となった。9日には鹿児島県で今年初めての線状降水帯が発生した。大雨のメカニズムについて研究する筑波大の釜江陽一助教(気象学)は、上空に大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」という現象に注目。「地球温暖化で雨のもととなる大気中の水蒸気量は増えている。そうなると大雨の可能性が高まるため、警戒が必要だ」と話す。