先進国か途上国かを問わず温室効果ガスの削減目標を掲げる「パリ協定」は、採択から10年を迎えた。国際連携による地球温暖化対策は一定の効果を上げてきたが、米国の協定離脱や、化石燃料からの脱却を巡る産油国の反発など足並みの乱れも表面化している。危機感を強めた国々が、枠組み外での活動を呼びかけるなど、新たな潮流も生まれている。
先進国か途上国かを問わず温室効果ガスの削減目標を掲げる「パリ協定」は、採択から10年を迎えた。国際連携による地球温暖化対策は一定の効果を上げてきたが、米国の協定離脱や、化石燃料からの脱却を巡る産油国の反発など足並みの乱れも表面化している。危機感を強めた国々が、枠組み外での活動を呼びかけるなど、新たな潮流も生まれている。