北陸新幹線敦賀(福井県)-新大阪延伸ルートを巡り、自民党と日本維新の会が現行計画の「小浜京都ルート」を含む8案を再検討することについて、沿線自治体である福井県小浜市の杉本和範市長は25日の記者会見で「これまでの経緯を白紙に戻すようで遺憾だ」と苦言を呈した。
杉本市長は、2016年に当時の与党が採用した現行ルートは、周辺自治体から反対意見の出なかった3案から決まったと指摘。「8案の中には福井も滋賀も望んでいないルートが含まれている」と不満を示した。
現行ルートは、京都府内で地下水などへの影響を懸念する声があり、着工に至っていない。
























