神戸の海に将来姿を現す高さ200メートル超の長大橋を、情報技術(IT)を駆使して体感する試みが行われている。建設工事が進む「大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部」のうち、神戸市の六甲アイランドとポートアイランド間などに架かる海上橋。事業を担う国土交通省と阪神高速道路会社が、人気ゲームや拡張現実(AR)技術を使い、その巨大さや景観を一足先にアピールする。(岩崎昂志)
■ARでも街に架橋
人気ゲーム「マインクラフト」(マイクラ)の世界で海上橋を「建設」したのは国交省浪速国道事務所(大阪市)。六アイ-ポーアイ間の「新港・灘浜航路部」で計画中の世界最大規模の連続斜張橋(全長2・7キロ)のうち西側約半分を再現し、8月にデータを一般公開した。高さ213メートルの主塔がそびえ立ち、プレーヤーは道路やケーブル、海中の基礎部分などを自由に探検できる。






















