6日、ベネズエラ・カラカスでプラカードを掲げるマドゥロ大統領の支持者ら(ゲッティ=共同)
 6日、ベネズエラ・カラカスでプラカードを掲げるマドゥロ大統領の支持者ら(ゲッティ=共同)

 【ロサンゼルス共同】米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束した3日未明の軍事作戦では巻き添えになった市民が犠牲になった。「何が起きているの」。亡くなった母親のそばで悲嘆に暮れる娘。親族は民間人の居住地域付近も攻撃対象になったと憤り「米政権に良心はない」と訴えた。

 コロンビアのメディアによると、同国出身でベネズエラの首都カラカス近郊に暮らす母娘は爆発音で目を覚まし、自宅を出た際に米軍の砲撃に巻き込まれた。

 母親ヨアナ・ロドリゲスさん(45)は即死。脚などを負傷した娘アナ・コリナ・モラレスさん(22)は、その場で親族に電話をかけ「恐ろしい」と絶望した。

 米メディアなどによると、米軍は軍施設や港のほか、2人の自宅近くの電波塔も攻撃した。通信の遮断が狙いだった可能性がある。攻撃による死者は軍関係者を含めて少なくとも80人に上った。

 長年、ベネズエラで貿易業を営んでいたロドリゲスさん。

 「こんな人生の終わり方はあんまりだ」と親族。「米政権は、ただ思うままに力を振るい、罪のない人命を軽視している」と非難した。