国立成育医療研究センターは13日、乳児のRSウイルス感染症を予防するため妊婦に打つワクチンの接種率が、11・6%にとどまるとの調査結果を発表した。認知度の低さや約3万円とされる費用の高さが背景にある。ワクチンは4月から原則無料の定期接種になる予定。
RSウイルス感染症は、せきや発熱の風邪症状が出て、乳児は重症化して肺炎や気管支炎になることがある。ワクチンは、妊婦が接種すると抗体が胎児に移行し、発症や重症化を予防できる。2024年5月から任意接種で受けられるようになった。
同センターなどのチームは、24年7月~25年8月に出産した女性1279人を対象にオンラインで調査。接種したのは全体の11・6%で、世帯年収や学歴が高いほど接種率が高い傾向があった。
接種した人の87・2%が費用を「やや高い」「とても高い」と回答。未接種者にその理由を尋ねると「予防効果を知らなかった」(28・9%)、「存在を知らなかった」(27・3%)、「支払額が高すぎる」(18・7%)などだった。























