宮城4区で当選を決め、喜ぶ自民党の森下千里氏(中央)=8日夜、宮城県石巻市
 宮城4区で当選を決め、喜ぶ自民党の森下千里氏(中央)=8日夜、宮城県石巻市

 政界の大物が硬い表情で謝罪の言葉を繰り返し、何度も頭を下げた。宮城4区で中道改革連合の安住淳共同幹事長(64)が自民党の前職森下千里氏(44)に敗北確実となった。「SNSの発信で後れを取った」。1996年から連続10回勝利していたが、初めて選挙区で涙をのんだ。

 支持者ら約50人が集まった石巻市のホテルでは午後8時過ぎ、森下氏に当確が出ると重苦しい空気に。東京からオンライン中継を結んだ安住氏はスクリーン越しに「私の不徳の致すところ」と謝罪。「集会など地道な活動をやってきたがSNS発信で後れを取ったとの反省がある」などと分析した。

 安住氏は都内のホテルに設置された党の開票センターで取材対応する予定だったが、取りやめた。党関係者によると、理由は不明という。

 森下氏の石巻市の選挙事務所は、詰めかけた支持者らの大歓声に沸いた。花束を受け取った森下氏は「地域のために働いていきたい。日本列島を強く豊かにする」と笑顔。高市早苗首相の人気が後押しとなったとして「しっかり支えていきたい」と声を弾ませた。