フィギュアスケートの公式練習で調整するカナダのマデリン・シザス=ミラノ(共同)
 フィギュアスケートの公式練習で調整するカナダのマデリン・シザス=ミラノ(共同)

 【ミラノ共同】フィギュア選手を悩ませてきた使用曲の著作権問題が、ミラノ五輪で再燃した。権利者から使用を認められなくなるケースが相次ぎ、対応に苦慮。出場を目前に音楽変更を迫られる事態も起きている。

 「最終的に望んだ通りになってうれしい」。スペイン男子のグアリノサバテは7日、安堵の表情を浮かべた。「ミニオンズ」の楽曲を巡り、1月末に著作権者から不許可の通知が届いた。SNS投稿が反響を呼び、一転して特別に許可が下りたという。

 中井亜美も「シンデレラ」の音楽で今季滑る予定だったが、申請が通らず変更せざるを得なくなった。シザス(カナダ)は約3カ月前、「ライオンキング」の冒頭35秒に差し替えが必要になったと明かす。

 以前は著作権の保護期間を過ぎたクラシック音楽で滑る選手が多く、意識が希薄だった。2014~15年シーズンにボーカル入りが解禁されて以降「元々あった問題が顕在化した」(日本の竹内洋輔監督)。

 ただ、米国女子のグレンは「全てを尽くしても、権利者の一存で変わることもある。コントロールできない」とこぼす。