記者会見する北川進京都大特別教授(左)と坂口志文大阪大特任教授=3日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ
 記者会見する北川進京都大特別教授(左)と坂口志文大阪大特任教授=3日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

 昨年ノーベル賞を受賞した坂口志文大阪大特任教授と、北川進京都大特別教授が3日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。基礎研究への投資を拡大する政府の方針を歓迎しつつ、坂口さんは「地方大学はどんどん疲弊している。選択と集中で一部の大学にサポートが集中するのは考え直すべきではないか」と提案した。

 北川さんは、基礎研究は結果が出るまで10~20年も要するとして「今まで少なすぎた。政府はファンディングの仕方に切り込んで制度設計してほしい」と求めた。物価上昇で研究費用の高騰も問題視。ノーベル賞の「金属有機構造体(MOF)」の開発は「今だとできていなかったかもしれない」と話した。