政府の会議であいさつする高市首相(左から2人目)=11月、首相官邸
 政府の会議であいさつする高市首相(左から2人目)=11月、首相官邸

 今年のノーベル賞は生理学・医学と化学の2分野で坂口志文大阪大特任教授(74)と北川進京都大特別教授(74)がそれぞれ受賞し、注目が集まった。ただ近年は日本の科学技術力の低迷が指摘されており、将来には暗雲が漂う。高市早苗政権は、研究力向上を目指し基礎研究への投資拡充の検討を始めたが、どれだけ増額できるかは未知数。物価上昇もあり、苦境に立たされた現場に追い風となるか読めない。