熊本県の担当者と面会する水俣病患者認定を巡る訴訟の佐藤英樹原告団長(中央)ら=24日午後、熊本県庁
 熊本県の担当者と面会する水俣病患者認定を巡る訴訟の佐藤英樹原告団長(中央)ら=24日午後、熊本県庁

 公害健康被害補償法に基づく水俣病の患者認定申請を熊本、鹿児島両県に棄却された男女が、処分の取り消しなどを求めた訴訟で、水俣病と認めず控訴を退けた福岡高裁の判決を不服として、原告側が上告する方針を決めたことが分かった。原告団長の佐藤英樹さん(71)が24日、訪問先の熊本県庁で記者団に明らかにした。

 原告や支援者、原告代理人は24日、熊本県の水俣病担当者と面会。佐藤さんは県の対応を「被害者切り捨てだ」と批判した。支援者は「被害者を差別しないでください」と求めた。

 福岡高裁は23日、全員を水俣病と認めなかった一審判決を支持し、原告の控訴を退けた。