鹿児島県の奄美大島と徳之島に生息する国の特別天然記念物アマミノクロウサギの死骸が2025年、過去最多の284匹確認されたことが13日までに環境省の調査で分かった。そのうち交通事故死が185匹で、環境省奄美群島国立公園管理事務所は「道路への野生動物の飛び出しに注意してほしい」と呼びかけている。

 死骸は奄美大島で213匹、徳之島で71匹見つかった。そのうち救護後に死んだ個体も含めた交通事故死は、それぞれ157匹と28匹。同事務所は増加要因について、アマミノクロウサギの個体数増に伴う生息域の拡大などがあるとみている。

 徳之島ではイヌやネコによる捕殺が原因とみられる死骸の占める割合が奄美大島より高い傾向にある。