高齢ドライバーの事故件数(10万人当たり)
 高齢ドライバーの事故件数(10万人当たり)

 一定の違反歴がある75歳以上のドライバーが運転免許更新時に義務付けられている運転技能検査(実車試験)の合格者を、警察庁がその後2年間調査したところ、受検の必要がなかった同世代に比べ事故件数が2倍以上だったことが25日、分かった。運転技能が低い人も合格し、免許を更新している実態が浮き彫りになった。同庁は道交法施行規則改正を視野に有識者検討会を設置し、試験の見直しを議論する。

 警察庁は2023年5月15日~8月31日の実車試験合格者(5270人)と、一定の違反歴がなく通常の高齢者講習を受講した75歳以上(8233人)を合格・受講後、追跡調査した。10万人当たりの事故件数は、合格者が受講者の約2・8倍だった。年齢層別では75~79歳で約4・5倍、80~84歳で約2・3倍、85歳以上で約2・6倍だった。

 昨年のドライバー10万人当たりの死亡事故は、75歳以上が75歳未満に比べ約2倍となった。75歳以上はアクセルとブレーキの踏み間違いが目立った。