米ドルの紙幣
 米ドルの紙幣

 【ニューヨーク共同】29日のニューヨーク外国為替市場で円相場が対ドルで下落し、一時1ドル=161円98銭を付けた。1986年12月以来、約39年半ぶりの円安ドル高水準。日米金利差が意識された。円安は食品やエネルギーの輸入価格を押し上げ、家計の負担増につながる恐れがある。市場では政府・日銀による為替介入への警戒感が強まっている。

 前週発表された米経済指標を受け、米景気への楽観論や連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げの観測が広がった。29日は日米金利差を意識した円売りドル買いが朝方から先行した。

 午後5時現在は、前週末比19銭円安ドル高の1ドル=161円90銭~162円00銭。ユーロは1ユーロ=1・1418~28ドル、184円98銭~185円08銭。

 円相場は対ドルで下落基調が続いてきた。日米の金利差が縮まりにくいとの見方に加え、高市政権の積極財政による財政悪化への懸念も構造的な円安要因となっている。