茂木敏充外相が8月上旬に中南米を歴訪する調整に入ったことが分かった。メキシコを訪問し、両国が合意した経済安全保障を含む対話枠組み新設を踏まえ、原油や重要鉱物確保を含む連携を強化する。その他、中国が圧力を強めるパナマにも訪れ、コロンビアで新大統領就任式に出席する予定だ。複数の関係者が3日、明らかにした。
中東情勢の緊迫を受け、中南米は原油確保の代替調達先として浮上。メキシコは世界11位の産油国(2024年)で、4月には首脳電話会談を実施するなど関係強化が進む。銅や亜鉛などの鉱物資源も豊富で、中国が重要鉱物の対日輸出規制を強める中、サプライチェーン(供給網)の多角化を図る狙いもある。
パナマは太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河を管理し、米国と中国が関与の主導権を巡る応酬を続けている。運河の通過貨物量の発着国別比率で米国、中国に次ぐ3位の日本として、航行の自由や、安定した物流網の重要性を訴える。
コロンビアでは大統領選に勝利した親米派のアベラルド・デラエスプリエジャ氏の就任式に出席する。























