資源エネルギー庁の久米孝電力・ガス事業部長(右)から報告を受ける宮下宗一郎青森県知事(左)=3日午後、青森県庁
 資源エネルギー庁の久米孝電力・ガス事業部長(右)から報告を受ける宮下宗一郎青森県知事(左)=3日午後、青森県庁

 日本原燃が青森県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料再処理工場を巡り、資源エネルギー庁の久米孝電力・ガス事業部長が3日、青森県庁を訪れ、宮下宗一郎知事に審査状況などを報告した。久米氏が工場の完成が遅れる可能性があると説明し「国の責任で進捗管理をしていく」と理解を求めたのに対し、宮下氏は「実現性の高い新工程を示してほしい」と訴えた。

 再処理工場は原発の使用済み核燃料からプルトニウムやウランを取り出す施設で、1993年の着工以来、完成を27回延期。現在は2026年度中の完成を目指しているがめどが立っていない。

 各地の原発では使用済み燃料の貯蔵容量が逼迫しつつあるが、宮下知事は3月、同県むつ市の中間貯蔵施設へ使用済み燃料を搬入できる環境を確認できないとして、燃料の受け入れを認めない考えを示していた。

 久米氏は、原燃が6月8日の審査会合で設計・工事計画に関する一通りの説明を終えたことを踏まえ「審査終了への道筋が見通せるようになり、3月から状況が変わった」と強調した。